ダイレクトカッティングについて
今回のレコードは一枚一枚音の振動を針で盤に彫り込んでいく、 ダイレクトカッティングという手法をとりました。 カッティングを担当してくれたのは大阪の AUTORA FACTORY PLATE さんです。

通常のレコードやCDの製作過程は同じ商品を大量に生産することを前提とした在り方ですが、
生産された商品はお店やレコード会社に大量の余剰品として残ることもあり、
いずれ破棄しなければならないプラスチックのゴミと化してしまう状況は
作り手にとっても複雑な気落ちにさせられるものがありました。
また昨今音楽を聴く形態はインターネットを介したデータが主流になってきていますが、
やはりレコードになった時の”実体”のある音は他には代え難いものがあると感じます。
自分たちが納得いく方法で製作した物を無駄なく確実に届けれるような形を取ってみました。
ダイレクトカッティングの様子はこちら。